ゆとリーマンのロードバイク日記

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平成元年生まれの33歳。ゆとり世代と揶揄され、最近はマイペース過ぎて隊列の先頭を引かせてもらえないロードバイク乗りの日記

【インプレ】ROVAL CL50 vs BORA ONE 35

欲しい理由を並べ立てた挙句、高い納得感を形成して購入したROVAL CL50。 

s-worker.hatenablog.com

 

あさとっちさんの強力なアシストを受けて購入してから早5ヶ月。

大磯クリテ、彩湖1時間エンデューロニセコクラシック、3時間エンデューロと4つのレースに出場し、週末の練習でも使い、約1000kmを走った時点でのインプレとなる。

比較対象はBORA ONE35。タイヤはチューブレス。

 

 

仕様

重量は前後で1465g。BORAは1406gなので60gの差。ちなみにCL50の上位グレードのCLX50は1375g。お値段約10万円上乗せすれば90gの軽量化が可能(1g@1111円)。

 

ビジュアルはこんな感じ。結構イメージ変わる。

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CL50

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BORA 35


タイヤはチューブレスをメインで運用しており、現在はContinental GP5000TLの25Cを履かせている。ワイドリムなので25C以上でないとタイヤが扁平してしまうと思われる。

日本ではCL50をクリンチャーとして売り出しているが、米国ではチューブレスレディらしい。試しにチューブレス化してみたところ、問題なく運用できている。

手順は下記記事ご参照。

s-worker.hatenablog.com

 

BORA35と変わるところは、CL50がワイドリムなのでリムテープを少し幅広にする必要があるくらい。BORA35は21mm、CL50は25mmがちょうどよい。

 あとはバルブ長も少し長めのこちらでちょうどよい。

 

 

加速

CL50はリムが重いこともあり、低速域ではBORAの方が反応良く立ち上がる。また、パワーもCL50の方が求められる。クリテリウムのような加減速があるレースはBORAの方がパワーの上げ下げを少なくできる。

高速域での加速(最高速の伸び)はCL50の圧勝。BORAは37〜38kph以降で空気の壁を感じて伸ばすのがきつくなってくるが、CL50は40kphくらいまでスルスルと伸びる。ただ、ペダリング はBORAよりも丁寧にタイミングを合わせて回してやるイメージが必要と感じる。

 

巡行

これはCL50の圧勝。平坦路で独走する時の速度が1〜2kph変わる。同じパワーで出せる速度が35kphか37kphかというのは大きな差だと感じる。

CL50のおかげで嫌いだった彩湖のソロ周回練がそこまで嫌と感じなくなるほど巡行能力は高い。

また、個人的な感覚だがBORAよりもペダリング のリズムを作りやすく感じる。速度の上下動が少ないから一定のリズムを刻みやすいのだろうか。

 

コーナリング

感覚の問題でBORAの方が安心感を持って曲がれる。リムが高いとどうしても切り込み、切り返しの反応が鈍く感じられてしまう。BORAよりワンテンポ遅れるイメージ。

また、横風を受けやすいのでコーナリング中に煽られることもあったので、安定性という意味ではBORAに軍配が上がる。

 

登り

緩斜面ではCL50もBORAもそこまで差を感じないが、斜度8%以上くらいからCL50はリム重量の影響か、BORAとの重量差60g以上に重さを感じる。

今履いているタイヤが310g+シーラント50gと重いことも地味に影響があると思われる。

またニセコのように脚を使い切った後の登りは再加速ができず、重量がモロに負担となるため非常に苦しい思いができる。ニセコのように、距離が長く斜度もそこそこの登りがあるレースでは使いたくない。

 

下り

スピードはCL50の圧勝。むしろ速すぎて恐怖すら感じる。ニセコで80kph近く出して走った時もホイールが震えることはなかったので精度も高いと思われる。

ただし、ブレーキがAC3リムでないBORAと比べても効き難いのでそこは慣れておかないとオーバースピードで崖下へ突っ込むこととなる。

ブレーキさえ効けばより安心感を持って下れる。。ディスクブレーキほしい、、、。

 

乗り心地・脚の保ち

乗り心地はどちらもチューブレスなので極上。ホイールよりタイヤに依るところが大きいと感じる。

脚の保ちはBORAの方がパワーを使わないので、アップダウンのあるコースではBORAが優れていると感じる。

一方CL50は200wで32〜33kphほど出るので、150km以上のロングライドで脚を使い切ってしまった時に助けられた。上げ下げが少ない平坦なコースではCL50の方が力をセーブできる。

 

採点・総評

BORAは穴がない優等生タイプで、CL50は得意不得意がはっきりしている。

  CL50 BORA35
加速 4 4
巡行 5 3
コーナリング 4 4.5
登り 3 4
下り 4.5 4
乗り心地・脚の保ち 3.5 4

 

24 23.5

アップダウン少なめのコースやソロロングライドはCL50、アップダウン多めのコースはBORA35が向いている。

ただ、今履いているタイヤが310g+シーラント50gとチューブレスの中でも重い部類なので、ここを変えると加速や登りが改善するかもしれない。