ツールドおきなわ 2019:市民140kmオープン(2019年11月10日)
3年連続3回目の出場となったツールドおきなわ140km。
去年の順位が良かったので今年はシードで意気込んでいたが、結論としては去年より順位もタイムも落とし、身体面・精神面での準備不足を露呈する結果となった。
起床→スタート前
5:30に起床し、6:00に朝食。7:00過ぎに出発して自転車を並べる。
来年はシードじゃないので、7:00過ぎだとこれぐらい並んでるっていう備忘として。
スタート→普久川ダム1本目
今年はシードで前からスタートなので焦ることなく、普久川ダムまで先頭から50位以内くらいで突入。
前半からハイペースだったがとにかく順位をそのままキープ。後半はペペロンチーノが胃から逆流して吐き気も追加、、去年よりペース速くないか?と思ってたが、stravaを確認すると去年より40秒速く、平均時速で1km速かった。271w(4.4倍)で17分43秒。
KOMまで先頭集団で耐えるもその後の補給所で千切れる。
奥→海岸線→普久川ダム2本目
補給所を過ぎると奥までは下り基調。戻すきっかけになりそうなので水すら飲むのもキツかったが、下りは都民の森で練習していたのもあり、多少余裕を持って走れた。
先頭集団から千切れた人と合流して走っていると、前に先頭集団が見え、奥の登り手前で追いつくことができそうなので下りを使ってスピードアップ。
しかしここでアクシデント。100kmスタート地点のスペースを左車線に確保するため、道路の真ん中に置いてあるカラーコーンへ、自分の50m前くらいの人が突っ込み落車。カラーコーンはボウリングのピンのように弾かれ、2,3人くらい巻き込まれていた。
見ていると引き寄せられて落車してしまう人ので、進路とハンドルに集中!
集団最後尾だったのでブレーキをかけて後ろから突っ込まれることもなく、なんとか回避できたが、こればかりは神様に感謝。
しかしながら減速した影響で集団と離れ、脚が売り切れていたこともあり、追いつけずに千切れてしまった。
周囲の脚が合いそうな方々5人ほどでローテーションしながら海岸線を走っていると、先ほどの落車に巻き込まれた同じクラスの人に普久川ダムの手前で追いつかれたのでそちらへ合流。
そのまま普久川ダム2本目。
海岸線で補給する時に安全ピンが取れてゼッケンがバタついてると思っていたら、ソフトフラスクがバタついており、ダンシングした際にウイダーinゼリー+アミノバイタルの入った昼ご飯が落下。一昨年の恐怖再来かと思いきや、結果的にペペロンチーノの腹持ちで最終的には補給食を残して走れた。
学校坂→海岸線→羽地ダム
普久川ダム2本目のKOMで疲労困憊だったので、学校坂は淡々と、その後のアップダウン無限地獄も淡々と、たまに現れる集団にご一緒させていただきつつ、登りで攣りを気にして踏み切れずにお見送りするのを度々繰り返す。早く下り、早く平坦が来てくれと祈りながら、、、
今年は初めてお尻と内転筋が攣りかけていて、ダンシングで逃げようとすると一気にきそう。なのでポケットを漁り、メイタンを口で勢いよく開けたら何故か真ん中あたりで開いてしまい、手とバイクがメイタンまみれ、、水使うのももったいないのでひたすら指を舐めてツバでベタベタを落とすとか、、はたから見たら完全にヤベー奴だけど気にする余裕はない。
2回目の補給所で水を2本もらい、1本は頭からぶっかけてGO。
タイムアウトが気になるくらいペースを上げられない中、羽地ダムまでの海岸線を沖縄の方と2人でローテーション。羽地ダムの登りに差し掛かってその方を見送り、ひたすら淡々と、、、
すると左前方に紙コップを配ってる人がいる。無差別に配給してくださってるみたいなのでありがたくいただくと、、、
「ひっ・・・!キンキンに冷えてやがるっ・・・!あ・・・ありがてえっ・・・! 」
(ごくごく・・・)
「涙が出るっ・・・!犯罪的だっ・・・!うますぎるっ・・・!」
このタイミングのコーラは犯罪的なうまさでした・・・
トンネル抜けた後には缶を配ってる人がいて、あげるって言ってくださったのでありがたく飲み干す!
ありがとうございます。ありがとうございます。
イオン坂→ラスト
最後の川上関門をクリアして残りは5km。クラスが違う人達とローテーションしていると、クラスが同じ人が合流して、その人と2人でローテせざるを得ない状況に。
なんだかんだ残り500m。前方に同じクラスの人がもう一人見えた。3人の争いか。
残り200mくらいから早駆けして前走者を追い抜く。後ろから追いすがる人から逃げ切り、3人集団のスプリントに勝った。
観客の声援が身体に響くほど聞こえてきてたまらなかった。こんな後ろの順位なのにありがとうございます。
機材
落車に巻き込まれることもメカトラブルが起こることもなくゴールまで無事に送り届けてくれた愛車には改めて感謝。乗れば乗るほど速くなるし好きにさせてくれる素敵な相棒、S-WORKS TARMAC SL5。
ホイールは前回がBORA35だったところ、ROVAL cl50へ変更。集団のペースに合わせて上げ下げが入るところでは正直向いてなかった感はあった。平地はたしかにBORAよりも省エネでスピードが出せた。
タイヤはシュワルベ プロワン25c。もちろんチューブレス 。先週5.5気圧を試し、下りの安心感が高まったのでそれで行ったのは正解だった。これを体験するとチューブレス以外のタイヤでは怖くて走れない。
この仕様で車重は7.3kg。軽量化余地はボトルケージくらい?
結果と反省と今後
結果
順位:128位 / 出走275人 完走209人(前回:61位)
タイム:4時間27分11秒(前回:4時間8分13秒)
平均時速:31.4kph(前回:33.8kph)
反省①:朝食
一昨年、エネルギーが尽きて川上関門でDNFとなったのが背景で、とにかくカロリー摂取を優先して選んだのはペペロンチーノスパゲティ(大盛/約900kcal)。
スタート3時間前に食べたにもかかわらず、消化しきれず胃もたれ。ニセコの時もナポリタン爆食いからの胃もたれで失速したのを期せずして繰り返してしまった。
練習の時は尾根幹や武蔵五日市駅まで低強度で吸収しながらいつの間にか吐き気が収まっていたし、腹持ちいいので重宝していたが、レースでは序盤の高強度に胃が耐えられず、吐き気が増幅される。冷静に考えれば分かりそうだが、気づけなかった。
おかげでこれだけ補給食を持っていったが、大きいソフトフラスクは半分残して落とし、小さい方も半分残して完走した。
反省②:高強度耐性不足
ワット値やタイムを基準にするのではなく、一緒に走る人との相対速度を基準に練習していたので、練習での追い込みが足りていなかった。練習でその日に他の人より少しぐらい速くて満足していようが井の中の蛙でしかなかった。ニセコでも同じ目に遭っているので今後のトレーニングでは数値を意識して取り組むことを試していきたい。
反省③:目標設定の甘さ
走り出す前は「来年のシード確保」くらいにしか考えてなく、「そのためのタイムはどれくらいで、平均時速何キロくらいで、、」とブレイクダウンすることもなく漫然と挑んでしまった。目標がその日その日を支配する、とはよく言うが、同じ時間でも目標の有無で濃度は変わってくる。
良かった点
成長した点も認識しておかないと、できていることに時間を無駄遣いしてしまうのでこちらも振り返る。
①:秋口に200kmライドを繰り返したことで燃費が向上したこと。
終わった後は今までになく腹筋と背筋が痛み、攣りかけたのもふくらはぎではなく内転筋からもも裏とおしりだった。今のポジションと力の入れ方が合っている感覚があるので、これを忘れないようにしたい。
今後
身体的にも精神的にも準備不足を露呈した今回のレース。
無意識や手抜きの中に決定的な敗因が存在するのは自転車以外の日常生活においても応用すべき気づきとなるだろう。(生まれて30年間で100万回くらい繰り返してる気もするけど、、、)
ツールドおきなわ140kmは来年もぜひ参加したいが、今年以上の結果を残すことを大目標として、中目標、小目標とブレイクダウンして考える時間は必要だろう。
あとはどうすれば実践できるのか、何をモチベーションとするのか、、、、、もう少しバカンス気分でいさせてください。
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