ゆとリーマンのロードバイク日記

ゆとリーマンのロードバイク日記

平成元年生まれの33歳。ゆとり世代と揶揄され、最近はマイペース過ぎて隊列の先頭を引かせてもらえないロードバイク乗りの日記

BRM1024あおば300km三色丼コース(2020年10月24日)

チームの若者たっくん氏に誘われ、「東京→直江津で300km近く走ってるし行けるっしょ〜」と軽い気持ちで参加した初めてのブルベ。 300km初挑戦のミゾさんとともに、虚無の世界に無事堕ちていきました。。

 

コースプロファイル

コースプロファイルはこんな感じで、獲得標高はバグってるけど3000mくらい。

それぞれのトゲは左から山伏峠(往路)→三峰神社との分岐を直進した向こうの栃本関所跡→志賀坂峠→山伏峠(復路)。栃本関所跡以外は走ったことがあるが、それぞれ単体で見ればそれほどではないという印象。

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事前準備

ブルベを走るためには必須の装備があるということで、色々と調達。

反射ベスト

Raphaのブルベジレを持っていたが、反射度合いが基準に未達らしいので新たにこちらを調達。周りの人は体育のサッカーとかで着るビブスのような軽い生地の人が多かったが、これはもう少ししっかりして重い。その分風でバタつかないのはよかった。

3M 高視認性 反射ベスト SVP-02Y

3M 高視認性 反射ベスト SVP-02Y

  • メディア: Tools & Hardware
 

 

テールランプ

同じのをもう一つ持っていたが電池切れになったら走れないので予備として調達。結果としてテールランプは3つ持っていって2つが電池切れ。あえてそれまで温存していたこいつを最後に点灯できたのでよかった。点滅じゃなくて常時点灯だとなかなか電池持ちが厳しいね。 

 

防水ケース

この中身がこちらです!え、てかめっちゃ高いじゃんwwwやっぱモンドさん富豪だわーー

https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rainproof-essentials-case/product/LEC05XX

 

5:00〜6:00 集合→出発@稲城市大丸公園

初ブルベということもあり、集合場所の稲城市大丸公園に余裕を持って、5時前に車で乗り付ける。

この日は他のコースのブルベも同時開催で、公園には50〜60名くらいのチャリダーが集結。中には女性の姿もあって「そこまできついコースじゃないのかな?」とたかをくくっていたら、三色丼コースは見事に男性ばかり、それも脚に覚えのありそうな人ばかりで・・・。

5時から受付してもらい、コースに関するブリーフィングと車検を行ってスタート。

反射ベスト、前照灯、テールランプ以外にヘルメットへつけるテールランプも推奨されているみたい。終わってみると夜というか闇の区間があったので、なるほど。と実感。

 

6:00〜8:50 大丸公園→飯能→山伏峠(0km→58km)

都内を抜けて飯能方面へ。都内は信号が多かったが成木のあたりから人里離れた感が出てきて山伏峠へ。さすがに300kmもあるので基本的には温存。山伏峠でPC1クリア。この辺は余裕で、秩父への下りもいつもどおり飛ばして下る。

 

8:50〜11:00 山伏峠→秩父→栃本関所跡(58km→100km)

山伏峠を秩父方面に下り、最初の休憩を秩父駅近くのセブンで。この時点で9:00過ぎなので3時間少々走った計算。直江津は2人で2時間毎休憩だったから、今回は3人で3時間、約75km毎休憩でよいのでは?という思いつきは意外といい線いってたかも?
そこから三峰神社の方へ向かっていく。右折するとニッチツ廃墟(懐かしい) 

s-worker.hatenablog.com 

で、左折すると三峰神社のT字路を左折し、ずーーーっとまっすぐ。ずーーーっと登りで信号がないので脚を休めることもなく淡々と。地味につらい。9:30にセブンを出てかれこれ2時間半ペダルを回し続けて栃本関所跡に到着。チェックポイントクリア。

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関東への「入り鉄砲」と関東からの「出女」とは・・・。

 

この時点で100km。信号ストップがないから脚に乳酸が結構溜まっていく。

 

11:00~13:50 栃本関所跡→志賀坂峠→道の駅上野(100km→162km)

ここまでの登りで貯めた貯金を切り崩して小鹿野町へ。12:30頃に昼食休憩。道の駅だと出てくるまで時間がかかるのでコンビニでパッと・・・いつからかみんな20時までに間に合うことを意識して走っているような・・・。この時点で132km。

小鹿野から志賀坂峠。3倍ワットで淡々と。信号がなく車もほとんどいない道なので個人的に好きな道。の割には人気がなくて2回走ったらローカルレジェンド認定された。

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志賀坂トンネルを超えて下り、T字路を左折して道の駅上野へ。13:50到着。PC2クリア。

コンビニ地点132kmから道の駅上野で162km。ようやく半分を超えたとはいえ、普段のライドなら終わりが見えているもののまだ同じくらいの距離を走る。とりあえずここから川沿いの道は下り基調だったので次の休憩ポイントである200km地点のコンビニまで。

13:50~16:20 道の駅上野→長瀞駅(162km→213km)

道の駅上野から川沿いの下り基調を淡々と。たまに現れるちょっとした登りで200ワット以上踏もうとすると太ももとふくらはぎが一瞬で乳酸漬けになって破裂しそうな、そんな感じ。メンタル的には3人で話しながらきているので余裕だけど身体がつらい。

15:20に200km地点のコンビニで補給して秩父方面へ。道中ちょっとした登りもありつつ、3倍180ワット縛りというかそれ以上出せない感じで長瀞駅到着。PC3クリア。

16:20~20:38 長瀞駅→山伏峠(復路)→大丸公園(213km→300km)

長瀞駅を出て、秩父から正丸トンネル、そこから山伏峠を登るラストヒルクライム秩父から正丸トンネルまでの約9kmはたっくんが先頭でFTPペースで踏まされて・・・と思ったら3倍ワットしか出ておらず、実際の出力から80~100ワット増しに感じられるくらいつらかった。こんなの初めてですわ・・・。

17時を過ぎたあたりで入った山伏峠は街灯が一切なく闇。後ろを振り返ると一切のものを視認できないほどの闇。一人では絶対走りたくない。。。息も絶え絶えに登頂し、下りは下りでハンドルを切った方向にしかライトを向けられないので、コーナーの角度を見極めることができないのでおそるおそる。

そして何より寒い。空気に一切の湿度が含まれていないかのようでとにかく寒い。ここが一番つらかった。ブレーキを掛けながらひたすら脚を回してなんとか標高を下げ、小沢トンネルの登りまで耐えしのぎ、登りで体温を回復。漕いでも漕いでも身体の震えが止まらなかったので、夜の山を甘く見すぎていたと反省。

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そして青梅のあたりまで下り、気温も通常通りに戻り、街中を抜けてゴール。300kmを14時間38分で走破。

直江津よりも登りが多くて腰から下がパンパンに膨れ上がった感じ。たしかに一つ一つの峠はそこまでではないかもだけど、300kmも走ったら後半は意識を無にして地獄が終わるのを耐え忍ぶ以外ないくらい、きつかった。とはいえメダルももらって満足。

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なんだかんだ、楽しいと思えてしまってまた参加したいとすら思えてしまっているわけで、、、ブルベという禁断の扉を開いてしまった私です。。