東京→直江津「人生で初めて日本海を見て目に焼き付ける」ライド 〜その2:軽井沢→直江津〜(2020年9月19日)
東京→直江津ライドの後半戦。
※前半戦はこちら
東京→埼玉→群馬ときて碓氷峠も登頂し軽井沢@長野県に突入した我々。AM9時の段階で行程を半分クリアできたこともあって少し浮かれた気持ちで朝マック。
しかし、長野県はなかなか難易度の高い道のりだった。
- 9:30〜10:30 140km〜170km 軽井沢@長野県→上田市@長野県
- 10:30〜13:00 170km〜215km 上田市@長野県→長野市@長野県
- 13:30〜15:00 215km〜240km 長野市@長野県→妙高高原@新潟県
- 15:00〜16:50 240km〜285km 妙高高原@新潟県→直江津@新潟県
9:30〜10:30 140km〜170km 軽井沢@長野県→上田市@長野県
初めて上陸した軽井沢は手入れの行き届いた外見の別荘と高級外車がたくさんある。けれどもマックは結構混んでいて、マックが国民食ということを改めて知る。
少しゆっくり30分休憩して出発。走り出しはウィンドブレーカーを着てても寒かったが、標高が下がっていくうちに気温が上がってちょうどいい感じに。軽井沢と外界だと5℃くらい違ったので、避暑地というのも納得。
国道18号線は片道1車線だが、車道の幅が広くて自転車と車が余裕で並走できるので非常に走りやすかった。加えて碓氷峠で貯金した標高をゆっくりとした下り基調で消費しながら走れたので、この区間は労せず平均速度34.3km/hと「長野県サイコー!」とはしゃぎたくなるくらいのボーナスタイムだった。
しかも長野県に入るとそれまでの曇り空が一転していい天気に。普段の行いの良さですよこれこそ!
上田市を越えると田舎の方に入ってコンビニがなくなりそうだったので、水分補給の小休止。
体力・気力ともにマックス!100/100まで回復。
10:30〜13:00 170km〜215km 上田市@長野県→長野市@長野県
上田市からは変わらず国道18号線を通って千曲川沿いを北上していく。予報では向かい風となる北風が5mとあり、実際もそれくらい強かったが、そこまで踏まずとも30km/hを下回らずに進んでいく。
先週からROVAL CL50をクリンチャーにしてコンチネンタルGP5000を履かせているのだが、これまでチューブレスで感じていた加速のモッサリ感が消え去って、平坦でチートを使っているかのような速さで走れるホイールに変身した!リム周りの重量って大事なんですね。ついこの前までROVALは売り払おうかと思っていたけど印象が逆転してしまっているくらい。
重量 | 前後輪 | |
グランプリ5000 25C チューブレス | ||
タイヤ | 300g | 600g |
シーラント | 30g | 60g |
合計 | 330g | 660g |
グランプリ5000 25C クリンチャー | ||
タイヤ | 215g | 430g |
チューブ(SOYOブチル) | 68g | 136g |
合計 | 283g | 566g |
差 | 47g | 94g |
グランプリ5000自体はチューブレスと比べたら衝撃吸収性は劣るものの、補って余りある転がり抵抗の低さと軽さがあるので当面はこれ以外のタイヤは使えないってくらいベスト・バイだと思う。
このブチルチューブも68gと、ミシュランのラテックス(82g)より軽い。
とはいえ北風に体力をジリジリと削がれ、距離も普段のライドだと帰宅している170km〜180kmを超えてきたこともあり、この区間が一番こたえる時間帯だった。
それと長野県に入ってからずっと感じていた違和感がこれ
「長野県 道は広いが 心は狭い」
停車時に歩道側へ幅寄せする一般車が異常に多く、ナンバーは松本か長野。失礼ながら都内とか埼玉県と違って雪国特有の陰湿な県民性がこういうところに現れてしまっているのではないかと、心が荒むくらいには疲れていた。
輪行用のエンド金具を紛失していたことに前日気づいたので現地調達すべく、地元の自転車屋さんへ。
たまたま入ったトドロキサイクルプラザさんで伺ってみると、ロードバイク用のエンド金具があった!これで帰れる!
お代1,785円に対して「ピッタリあります!」と2,785円出して、1枚多いと気づいてもらうまでわからないくらい疲れてた。
ここで国道18号線をショートカットできる坂中峠という峠を教えていただき、善光寺下のコンビニで小休止。
体力・気力ともに困憊して20/100。。
13:30〜15:00 215km〜240km 長野市@長野県→妙高高原@新潟県
「輪行できる準備も整ったし、すぐそこに新幹線の駅もあるし、200km走ったし、もういいんじゃないか」というくらいに心身ともに疲労感満載。「国道18号線をショートカットするってことは同じ標高まで短い距離で登るってことで、斜度は上がりますよね〜〜」
とかなんとかいいつつも、妙高高原まで登ればあとはずっと海までダウンヒルと言い聞かせて妙高高原に向けて坂中峠を登っていく。
坂中峠:2.8km 194mUP 平均斜度7% 14分4秒
先程のショップのおっちゃんが急勾配だから自転車押して歩いてもいいよって言ってたのは確かにそうで、そこそこパンチのある登りだが、「埼玉の急峻で鍛え上げたメンタルには裏釜伏とかポピー坂に比べたら4級山岳くらいにしか感じないぜ」という。
しかし身体は裏腹に、インナーロー3倍ワットで登っていくのが精一杯。なぜかモンドさんが元気でちょいちょい上げてくるのに、ちょいちょい遅れをとるくらいキッツい!
なんとか登頂し、県道37号線を北上して妙高高原を目指す。
少し下り基調を走った後に5分くらいの登りがあったので、お返しにアタックして無駄に体力を削りつつも無事に妙高高原到着。
終わりが見えてきたこともあって体力・気力ともに回復してきて50/100って感じ。
ラストに向けて注入。
15:00〜16:50 240km〜285km 妙高高原@新潟県→直江津@新潟県
妙高高原からはひたすらに下り基調。路肩も車道と同じくらい余裕をもたせて作ってあるので特に恐怖感もなく。
下りきったあたりから標識に直江津の文字が現れ、高まりつつ、田んぼの中の一本道を走る。このペースなら日の入り前には日本海を拝めそうだ。
軽井沢のマックで、「着いたらゆっくりランチ」とか言ってたのが遠い昔のようでもある。長野県は長かった。。
直江津駅を尻目に海へ向かい、ゴール!
総走行距離285km、走行時間10時間16分、合計時間14時間30分の旅が終わった。感想は、週末のロングライドの延長って感じであまり感動とかなかったけど。。
日本海の夕焼けよりも沖縄の夕焼けのほうがきれいだなぁとか、、、。
直江津駅から自転車で5分くらいのところにある銭湯(¥360!)で汗を流し、スーパーでにぎりとちらし寿司を買って晩酌。
ほくほく線という第三セクターの路線で越後湯沢まで出てそこから新幹線で帰宅。
モンドさんのガーミンがログを消し飛ばしてしまったので、またやるらしいです。。